みなさん、こんにちは!副技 洋介です。
今日は、ちょっと驚くような話題を
お伝えしたいと思います。
実は今、携帯電話業界で
大きな問題が起きているんです。
その名も「踏み台」問題。
聞いただけじゃ、何のことか
わかりませんよね?
簡単に言うと...
・携帯契約のポイントを狙って
・短期間で契約と解約を繰り返す
・そんな行為が増えてるんです!
各携帯会社が頭を抱えている
この問題について、詳しく見ていきましょう。
まず、ポイントをざっくりまとめると
こんな感じです。
・契約時の特典を目当てに短期契約する人が増加
・オンライン契約の普及で、簡単に契約できるように
・各社の解約率が上昇中
・業界全体で対策が必要な状況に
・でも、規制するのも難しい...
どうですか?
なんだか複雑な問題って感じがしますよね。
じゃあ、もう少し詳しく見ていきましょう。
まず、この「踏み台」行為って
どんなものなのか。
簡単に言うと、こんな感じです。
1. 携帯会社Aと契約する
2. 契約特典のポイントをゲット
3. すぐに解約
4. 今度は携帯会社Bと契約
5. また特典をゲット
6. すぐに解約
...これを繰り返すんです。
「えっ、そんなことしていいの?」
って思いますよね。
実は、これって違法じゃないんです。
でも、携帯会社からしたら
大問題なんですよ。
なぜかって?
本当に使ってくれる人に
特典を渡したいのに、
短期で解約する人に
特典を持っていかれちゃうから。
ソフトバンクの宮川潤一社長も
こんな風に言ってます。
「本当に大事にしたいユーザーの利益を
消化している」
要するに、
本当のお客さんのためのものが
なくなっちゃうってことですね。
じゃあ、なぜこんな問題が
起きているんでしょう?
大きく3つの理由があります。
1. 携帯会社間の競争が激しくなった
2. 契約時の特典がどんどん豪華に
3. オンラインで簡単に契約できるように
特に1と2は、令和2年に楽天モバイルが
参入してから顕著になったそうです。
各社、必死で顧客を獲得しようとして
特典を充実させたんですね。
今じゃ、SIMだけの契約でも
1万円以上のポイントがもらえることも。
これはちょっと魅力的すぎますよね...
でも、こんな行為って
本当に問題なんでしょうか?
確かに、携帯会社からすれば
頭の痛い話です。
でも、消費者からすれば
「お得な情報を活用しているだけ」
って見方もできそうです。
実際、全体から見れば
こういう人は少数派なんだとか。
各社の業績に影響が出るほどでは
ないそうです。
ただ、今後増える可能性もあるので
各社真剣に対策を考えているんです。
じゃあ、どんな対策が
考えられるんでしょうか?
実は、これがなかなか難しいんです。
総務省も昨年12月に
ガイドラインを改定して、
踏み台行為を防ぐ措置を講じないと
業務改善命令の対象になるとしました。
でも、一方で...
「過去に短期間で解約したことがある」
という理由だけで
契約を拒否することも
業務改善命令の対象になるんです。
つまり、
「対策しろ」
でも
「過度な規制はダメ」
というわけです。
難しいですよね...
各社が単独で特典を減らすのも
難しそうです。
だって、1社だけやったら
競争で不利になっちゃいますからね。
結局、業界全体で
足並みを揃える必要がありそうです。
MM総研の横田英明副所長は
こう言っています。
「多少の新規契約者がいなくなっても、
今いるユーザーにとどまってもらうための策を
優先する考え方も必要だ」
なるほど、新規よりも
既存客を大事にする、と。
これは一つの方向性かもしれませんね。
さて、この問題について
みなさんはどう思いますか?
「お得な情報を活用するのは
消費者の権利だ!」
という意見もあれば、
「モラルに反する行為だ」
という意見もあるでしょう。
正直、私もどちらが正しいのか
判断に迷います。
でも、一つ言えるのは、
こういう問題が起きるのも
競争が活発だからこそ、ということ。
消費者にとっては、
選択肢が増えるのはいいことですよね。
ただ、行き過ぎるとサービスの質が
落ちる可能性もあります。
難しい問題ですが、
これからの動向に注目です。
みなさんも、携帯を契約する時は
こういう背景があることを
覚えておいてくださいね。
それじゃ、また次回!
副技 洋介でした。