会社の給料の他に副業を探そうというとき、せどり(転売)ってカンタンそうでいいんじゃない?と検討される人も多いでしょう。
じっさいやってみましたが私の場合は、「発送作業がめんどくさい」という理由でせどりはあきらめました。
生活環境や持ってる性格によって違いがあるでしょうが、せどりが向いている人の特徴や発送以外にもめんどくさいせどりの作業などについて今回は書いてみます。
せどりは発送がめんどくさい
せどりは自分が持っている不用品の処分から始められて、身近で手軽な副業です。
私自身もそう考えていたので、せどりに挑戦したことがありますが、発送作業がめんどくさいと感じて挫折しました。
以前、自分の持っているCDや本などをヤフオクに出品して、落札、発送を経験していたので、せどりもかんたんにできると確信をもって始めました。
アマゾンのアカウントで手持ちの商品を出品。売れたらメールが来るので売れた商品をプチプチで梱包してコンビニで発送して。。。
これを何度か繰り返したんですが、仕事中でもいつ来るかわからないメールを待って、家に帰ってからの梱包や発送作業が割に合わないなと感じだして。
「もっと高価で買い手がみつかる商品じゃないと駄目だ!」と
ネットの情報などを元に、将来プレミア価格で売れそうなアイドルの雑誌をアマゾンで新品で定価で仕入れるなどしたんです。
しかし、プレミアがつくまでの寝かせる期間もあって、さらに発送作業を考えると気が重くなってずるずる不良在庫化。
けっきょくせどりは短気な自分には向いてないとあきらめました。
発送を代行してくれるサービス
めんどくさい発送作業を自分の代わりにやってくれるサービスもアマゾンにはあります。
簡単にいうと、商品在庫をアマゾンに納品すると、商品の発送や保管など自分の代わりにやってくれるサービスです。
このFBAフルフィルメントを利用すれば、手間はかかりませんが売れた商品に対しての手数料がかかってしまいます。
めんどくさい発送などを自分の代わりにやってくれるサービスなので、まぁ手数料がかかるのは当たり前ですよね。
もしこのサービスを活用するなら、手数料分を見込んだ売上を目指す必要があります。
手数料の仕組みなどは公式ページで確認ください。
発送以外でもせどりがめんどくさいのは
せどりがめんどくさいのは発送のときだけではありません。
主なめんどくさい作業をあげてみると
- リサーチ
- 仕入れ
- 出品
- 問い合わせ対応
- 検品やクリーニング
- クレーム処理
などが考えられます。順番にみていきましょう。
リサーチ
せどりは売れやすい商品、利益率の高い商品が何なのか?探して決めることが最も重要です。
それも季節ごとに変わったりする。。。先月は売れたものが、今月はさっぱりなんてこともあります。
このリサーチ作業はエンドレスに続いていって、よっぽど自分が興味を持てるものでもない限りは、めんどくさいと感じるでしょう。
仕入れ
仕入れも面倒で手間がかかる作業です。
商品が決まっても、そのときどきによって数量や仕入額も違ったりするので、毎回同じというわけではありません。
新品で仕入れるならその幅は小さいかもしれませんが、中古品なら在庫がなかったりコンディションもバラバラだったり、メルカリやブックオフ、骨董品店など複数の仕入元店をはしごしなければならなかったりします。
出品
出品作業もめんどくさいと感じる人が多いでしょう。
商品の写真を撮影して、場合によっては明るさの調整やしるしをつけたりの画像加工をする。
ネット掲載用の説明文を考えたり、写真をレイアウトしたり。。。
さらにメルカリやヤフオク、Amazonなど、出品する先によって規約が異なります。
具体的に言うとそれぞれテキストの文字数や、必要な情報が違ったりするので、出品する商品が同じでもそれぞれに出品作業が違ったりします。
この出品作業にストレスを感じてギブアップされる方もいます。
問い合わせ対応
メルカリやヤフオクの場合、売買成立するまでの問い合わせに対応する必要があります。
商品の状態や値引き交渉など、問い合わせにクイックに対応しないと、評価を下げられたりする可能性も。
買ってくれると決まっていないお客様候補の無理難題なリクエストに、本業の合間で対応するのはかなりストレスがかかります。
アマゾンの場合はそこまで問い合わせはないかもですが、あればすぐ対応する気持ちが必要です。
検品やクリーニング
仕入れた商品が不良品でないか、足りない部品などないか、検品作業も重要です。
自分で詳しくない商品は、問い合わせされたことで、はじめて検品しなければならない箇所に気づいたりもします。
また家電や服、本などの中古品を扱う場合には、汚れのクリーニングや、動作状態などのチェックも必要です。
自分が好きで興味ある商品でないとめんどくさい作業になるでしょう。
クレーム処理
無事に商品を発送し終わっても、それで終了とはいきません。
スムーズな取引でもあとのメールフォローや評価付など、気を抜かずすることで自分の評価が高まり、別の取引につながっていきます。
「開封したときに梱包の状態が悪かった」、「壊れていた、傷があった、商品が思ったものと違っていた」、「到着まで時間がかかりすぎ」など、
たとえ受け取り側に非がある場合でも、自分勝手に文句をいってくる人がいたりします。
どれだけ商品説明文や写真に工夫しても、こうしたクレームはゼロにはなりません。
せどりをするなら、めんどくさいクレーム対応もある程度覚悟しておいたほうがいいでしょう。
せどりが向いている人とは
こうしたことを加味して、せどりに向いている人はどんな特徴があるのか考えてみると
- 梱包作業などコツコツと同じ作業をこなすのが得意
- 写真を撮ったり、文章を考えるのが好き
- 売れる商品を把握しているジャンルを持っている
- 安定した仕入先を確保している
- クレーム処理にも慣れている
- 本業が早く終わるので、せどりの時間がたっぷり取れる
- 少ない利益でも数をこなすのが苦に感じない
このような特性を持った人なら、せどりを副業にして稼げるチャンスがあります。
私にはちょっと無理でしたが、転売事業は需要と供給を押さえていれば、売上は確実に見込める副業とも言えます。
発送はめんどくさいがせどりは副業に向いている
以上、せどりは発送がめんどくさい⇔転売に向いている人の特徴…というお話でした。
じっさい私の体験も交えましたが、もう一度かんたんにまとめてみると
- めんどくさい発送や保管を代行してくれるサービスがある
- せどりには発送だけでなく、リサーチ、出品、クレーム処理などのめんどくさい作業が多い
- せどりが性格的や本業の種類によって向いている人もいる
などのことがわかりました。
需要と供給の差を分析できたり、商品の目利きに長けている方は、確実に売上を上げやすいのもせどりの特徴です。
「自分はせどりに向いている特性を兼ね備えている」と言う方は、せどりのめんどくささも理解した上で、ぜひチャレンジしてみましょう。
なお、せどりの所得が年20万円以上になったら、確定申告して所得税や住民税を納めなければいけません。
本業の会社にバレずに副業分を普通徴収にする方法は、別記事にまとめています。